2013年5月16日木曜日

栃木観光〜その12 鬼怒川温泉街歩き

「大江戸温泉物語 ホテル鬼怒川御苑」から駅に向かって散歩してみることにしました。

「鬼怒川温泉」って聞いたことがある温泉地だったので、駅前は賑やかで古い町並みを浴衣を着た人たちが「カラン、コロン」と下駄を鳴らして歩いているのを想像していましたが、実際は、、、


 


 風情もないし、人が歩いていないし、店もやってません。

鬼怒川温泉を散策するために少し早めに宿に来たのに損した感じです。 

お店がやってないと寂しいですね。


 


 平日とはいえ、一応ゴールデンウィーク中なのに店がやってないってどういうこと? 

ホテルの中には結構人がいたのに外を歩いている人がほとんどいないのは店がやってないから? 

さみしい通りを駅に向かって歩いていたら途中で変わった自動販売機を見つけました。


 


 売っているのは「キットカット」「焼きりんご」「おでん」「みそラーメン」「しょうゆラーメン」「肉じゃが」「筑前煮」とかなり変わっているラインナップです。 

ラーメン300円は気になりましたが、それよりも気になったのは「つめた~~い」。 

寂しい通りでつめたいラーメン食べたら余計に寂しくなるので結局買いませんでした。 栃木なのになぜか「佐野ラーメン」ではなく、「鹿児島風ラーメン」。


 


 もう、ほぼ駅前ですが誰も歩いていません。


 


 お土産屋も閉まっています。 もっと、風情と活気のある駅前を想像していたのに、、、

 人通りがなくさみしい駅前で風車がくるくると回っていました。


 


 鬼怒川温泉駅前はさみしい限りです。


 


 鬼もさみしそうに立っています。


 


 「大江戸温泉物語 ホテル鬼怒川御苑」から駅まで歩いて来ましたが、大きい旅館やホテルばかりでその中から出なくてもお土産も買うことが出来るし、ご飯も食べられるし、居酒屋もカラオケもホテルの建物の中に入っているような旅館ばかりで、お客さんが外に出なくなって街が寂れていってしまっているような気がします。 

駅前もきれいに整備されていますが、個人的には逆にきれいすぎて面白みがありません。 これじゃあ他の温泉地に負けていってしまうと思います。 

観光地はその土地ならではの楽しみがないと他の観光地と戦えないですが、大きなホテルだけではもっと人が減っていくでしょう。駅前の食堂で栃木なのに秋田名物の稲庭うどんを売っていることでもわかります。


 


 まだ名前が売れているいまのうちなら、鬼怒川温泉ブランドで人は来ると思いますが、これではちょっとリピーターが来ないでしょう。 

あとは、こういった感じで値段でお客さんを呼ぶしかないと思いますが、それでは他の観光地やホテルと共倒れするだけだと思います。


 


 街全体で協力して何か「鬼怒川温泉」ならではのものを作っていかないとこれからはもっと大変になるでしょう。団体客で潤っていた頃の後遺症があると思います。 あとは、東武鉄道のような鬼怒川温泉に駅を持っている鉄道会社が主体となって街を盛り上げていくしかないんじゃないかな。 

古い旅館を買い取って再生したり、町並み保存の音頭をとったり。 と、まあいろいろと書きましたが、鬼怒川温泉の街歩きはがっかりしました。鬼怒川という良い自然と温泉があるので今後ぜひかんばってほしいです。



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